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中古マンション、毎月いくら出ていく? ローン・管理費・積立金を入れて計算

公開 お金

中古マンションを見ていると、値段は分かります。でも、買ったあとに毎月いくら出ていくのかは、案外すぐに出てきません。

ローンの返済だけではないからです。、駐車場代、。これを全部足して、はじめて「毎月の住居費」になります。

この記事には計算機を置きました。数字を入れると、その場で出ます。計算はしなくて大丈夫です。

👀 ここだけ見て

出てくるのは「毎月出ていくお金の目安」です。借りられる額でも、銀行の審査の結果でもありません。入力した数字は、どこにも送っていません。この画面の中だけで計算しています。

1. 毎月の住居費は、この5つを足したもの

  • ローンの返済:借りた額・金利・年数で決まります
  • 管理費:毎月かかります
  • 修繕積立金:毎月かかります。あとから上がることがあります
  • 駐車場代:借りるなら毎月
  • 固定資産税:1年ごとにかかります(納める回数は市町村によってちがいます)。月で比べるときは、1年分を12で割ります。都市計画税がかかる物件では、その分も足します

物件の値段だけで考えたらあかん。買ったあとに毎月いくら出ていくかまで見てほしい

2. 入れて、出してみてください

最初に入っている数字は、ただの例です。自分の数字に書き換えてください。駐車場を借りないなら、駐車場代は空のままで大丈夫です。ほかの欄は、空のままだと結果が出ません(適当な数字で出すと、判断を誤るからです)。

管理費と修繕積立金の金額は、物件の広告(販売図面)に書かれています。固定資産税は、売っている不動産屋さんに「去年いくらでしたか」と聞けば教えてもらえることが多いです。

3. 修繕積立金は「上がったあと」でも見る

計算機に「今」と「上がったあと」の2つを入れる欄があります。今の金額だけで見ないでください。

修繕積立金は、多くのマンションで、あとから上がっていく前提で決められています。くわしくは「中古マンションの修繕積立金は上がる? いつ・どれくらい・断れるのか」に書きました。

今の額で「払える」と思っても、上がったあとで苦しくなったら意味がないからな

4. この計算は「金利が変わらない」前提です

ここが大事なところです。計算機は、入れた金利が最後まで続くものとして計算しています。

ずっと金利が変わらないなら、金利が変わることによる影響はありません(返し方などの条件は、計算機の注意書きのとおりです)。

いっぽうを選ぶ場合は、途中で金利が変わります。そして、金利が変わったときの動き方には、知っておいてほしい決まりがあります。

5. 変動金利の「5年ルール」と「125%ルール」

多くの変動金利の住宅ローンには、返済額が急に増えないようにする仕組みがあります。銀行の説明では、多くの金融機関が採用しているとされています(出どころ:SBI新生銀行「変動金利の5年ルールと125%ルールとは?」)。ただし、すべてにあるわけではありません(7番)。

  • 5年ルール金利の見直しは半年ごと。でも毎月の返済額が変わるのは5年ごと
  • 125%ルール:返済額が上がるときも、それまでの1.25倍まで

ここだけ読むと、安心な仕組みに見えます。ただ、大事なのはこの先です。

6. 「上がらない」のではなく、先に延びているだけ

返済額が据え置かれている間も、利息の計算は新しい金利でされています。つまり、毎月払うお金のうち利息の割合が増えて、元金が減りにくくなります。

さらに、金利が大きく上がって、毎月の利息が返済額を上回ると、払いきれなかった利息が残ります。これを「未払利息」といいます。

この未払利息をいつ・どうやって払うかは、銀行によってちがいます。最後の返済日に、残っている元金とあわせて一括で払うことになるケースが一般的だと説明されています(出どころ:同じページ)。契約の前に、自分が借りる銀行で必ず確かめてください。

👀 ここだけ見て

5年ルールと125%ルールは、返済額が急に増えるのを抑える仕組みです。そのぶん元金が減りにくくなり、未払利息が出ることもあります。利息が消えるわけではありません。

払わんでええようになるんやない。後回しにしとるだけや。最後にはプラス分も払わなあかん

ここは「免除される」と読まれやすいところです。減るわけでも、消えるわけでもありません。払う時期が後ろにずれているだけです。

返済額が上がらへん=免除やないことを示した図。いまの5年間は毎月の額はそのまま、でも利息は新しい金利で計算されとる。後回しにしたぶんが、あとで来る。見直しで返済額が上がる、元金が減りにくい、未払利息の払い方は銀行によってちがう。消えるんやない。後回しになっとるだけ
金利が上がると、毎月の額が変わらへん間は元金が減りにくくなります。さらに、毎月の利息が返済額を超えた場合は、払いきれなかった分が未払利息として残ります。未払利息をいつ・どう払うかは銀行によってちがうので、契約の前に確かめてください。(押すと大きく開きます)

7. 自分が借りる銀行に、そのルールがあるか確かめる

すべての住宅ローンにあるわけではありません。

  • 主に元利均等返済(毎月の返済額が一定になる返し方)で採用されています
  • 元金均等返済には原則ありません。金利が上がると、すぐに毎月の返済額が上がります
  • 採用していない銀行もあります。たとえばSBI新生銀行は、元利均等返済でも5年ルール・125%ルールはないと書いています(出どころ:同じページ)
  • 当初だけ固定金利のタイプは、その期間が終わったあとの上昇に、125%ルールは通常あたりません

ルールが無い場合は、金利が上がるとすぐに返済額が増えます。そのかわり、未払利息は出にくくなります。どちらが良いかは、家計の事情によります。

銀行で聞くときの言い方は、これで通じます。「このローンに5年ルールと125%ルールはありますか」

まとめ

  • 毎月の住居費はローン+管理費+修繕積立金+駐車場+固定資産税÷12
  • 修繕積立金は「今」と「上がったあと」の2つで見る
  • 計算機の数字は金利が最後まで変わらない前提。変動金利なら、そこが動く
  • 5年ルール=返済額が変わるのは5年ごと(金利の見直しは半年ごと)。採用しているローンでの話
  • 125%ルール=上がるときも、それまでの1.25倍まで
  • どちらも急な増え方を抑える仕組み。そのぶん元金が減りにくく、未払利息が出ることもある。その払い方は銀行によってちがう
  • ルールが無い銀行もある。借りる前に確かめる

次にやること

  1. 気になる物件の広告を見て、管理費と修繕積立金を計算機に入れる
  2. 不動産屋さんに「去年の固定資産税はいくらでしたか」と聞いて、入れる
  3. 修繕積立金の「上がったあと」の欄も埋める(長期修繕計画で、いつ・いくらに上がる予定か確かめる)
  4. 銀行で「このローンに5年ルールと125%ルールはありますか」と聞く。あわせて「未払利息が出たら、いつ・どうやって払うことになりますか」も聞く
  5. 出てきた金額を、今の家賃と並べてみる。無理なく払えるかを、自分で決める

買う前に見るところは「中古マンションで後悔せんために、見る前に知っておいてほしいこと」、積立金の見方は「中古マンションの修繕積立金、どこを見る?」にあります。

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